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田辺三菱製薬会社の回答

 昨年11月に、 「田辺三菱製薬に、気管支拡張剤のテオフィリンが、アメリカで禁止されたあと、日本で使われ続けられ、現在も使われているのはどうしてですかと尋ねてみました。お返事が届きましたら、ご紹介したいと思います。」と書きました。
 今年の春4月12日にお返事をいただきましたが、田辺三菱製薬の対応に、すぐに掲載する気になれず、そのままになっていました。ごめんなさい。ずいぶん時間が経ってしまいましたが、今回、文書でいただいた、上の私の質問へのお返事と、後日いただいたテオフィリンの歴史について、ご紹介したいと思います。


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 以下は、田辺三菱製薬のくすり相談センターから届いた文書のコピーです。

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[照会1]
米国ではテオフィリン製剤は販売中止となったが、日本では未だに販売されている理由は?

[回答1]
・現時点で、米国で製造販売されているテオフィリン徐放製剤は無いことは判っておりますが、海外製造の徐放製剤が米国内で販売されていないかまでは確認出来ておりません。

・米国でテオフィリン徐放製剤の製造販売が中止された理由は、安全性に関する問題ではなく、治療の主流が吸入ステロイド剤であったことから、販売量の減少が最大の理由と聞いています。

・尚、米国で販売されていたテオフィリン徐放製剤は錠剤であり、シロップやドライシロップの様な剤型は開発が検討されていたものの、発売には至っておりません。

・当時日本において、気管支喘息の治療にステロイド剤が主流とならなかった理由には、ステロイドの副作用を気にする国民性があったと思われます。

・特に小児においては、ステロイド剤吸入マスクが嵩張り使い難かったことも、一因と考えられます。

・日本におけるテオフィリン徐放製剤の普及には、テオフィリンの血中濃度を適切に管理出来る簡便な
血中濃度測定機器と血中濃度解析ソフトが開発され、同時に普及したことが大きな理由です。

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[照会2]
1995年当時に日本ではテオドールドライシロップの販売が始まったが、何故、米国で販売中止された製剤の小児用剤型が販売されたのは何故か?

[回答2]
・日本においては、テオフィリンの血中濃度を適切に管理出来る簡便な血中濃度測定機器と血中濃度解析ソフトの普及に伴い、テオフィリン徐放製剤は薬剤価格的にも安価であり、気管支拡張作用と共に抗炎症作用を有すること、患者さんに内服させ易さからも、医療関係者から種々の徐放剤型の要望がありましたことから、顆粒・シロップ・ドライシロップが開発され上市に至っております。

                                   以上

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また、田辺三菱製薬から、4月16日に、テオフィリンの歴史についての年表いただきましたが、同封された文書を、以下にコピーします。

大まかに概略を記載しますと下記になります。

・1859年 Salterは濃いコーヒーが喘息治療に有効であることを報告

・1888年 Kosselはカフェインよりも気管支平滑筋拡張作用がはるかに強力であるテオフィリンを茶葉から抽出単離

・1937年 Herrmannらが気管支喘息の急性発作に対するテオフィリン(アミノフィリン)の臨床的有用性を報告

・1970年 テオフィリンの有効血中濃度の概念の確立
徐放製剤の開発

・1980年 1984 年テオドール錠100mg・200mg日本で発売

・1990年 テオフィリンの抗炎症作用報告
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ブログ掲載が遅くなりましたが、お返事いただきました田辺三菱製薬さんに、お礼申しあげます。
 

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