障害者の未来像
ここのところ、智子の母(私)の頭には、障害者の理想的な未来像が行ったり来たりしています。 そのことを、家族に障害者が居ない知り合いの人に話したところ、「そうなったら、本当にいいのにね。」と、即答えていただいたのが、大変うれしくて、ここでも、ご紹介したいと思います。
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母が思う障害者の理想的な未来像は、次のようなものです。
障害者は、今通っているような、障害者だけが集まるような作業所やデイサービスに行かずに、他の人と同じように、会社に行くのです。その会社の敷地内には、作業所やデイサービスの場所があり、バスの送迎なども、現行と同じようにあるのです。つまり、障害者がする活動には変わりがありませんが、通う場所が会社の中に変わり、障害者は、その会社の社員になるのです。お世話していただく職員の方も社員です。「障害者が社員っていうけど、何ができるの?」と思われそうですが・・・。ちゃんと、社員として、会社に貢献できることがあるのです。
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たとえば、智子の父は、浴槽・便器など、水回りのものを作る会社で働いていますが、その会社では、この頃、高齢者や障害者対応の製品にも、力を入れているように感じます。例えば、障害者対応の便器を作る場合、会社では、すでに、障害者の動作を研究したり、対象となる人に、実験的に使ってみてもらったりしていると思うのですが、この過程に、いろいろな種類の障害を負う障害者が、数多く参加すると、より良い製品の開発につながると考えます。製品を考案する人が、実際に、障害者の排便や入浴の介助を体験する中で、使い勝手や問題点などを体感できると思うのです。その中で、新しいアイディアや工夫が生まれ、さらに障害者が使いやすい製品が生まれるに違いありません。障害者型の製品が必要な消費者は、その使いやすい製品を買うことになり、会社の利益につながります。また、会社の中に花を植えたり、掃除をしたり、ゴミを片づけたりする仕事も、できる人もいます。これらの障害者は、会社のためになる役割を果たすわけですから、胸を張って社員といえるわけです。ただ、給料は、周りの人と同様には、支給されないのです。実際に、一般の人と同じ労働に携わることは難しいですから、作業所で得られるくらいの給料を支給されるのです。
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また、障害者がいる世界ならではの楽しさや喜びや困難さを、家族や介助者だけのものにしないで、それらを味わいたい社員には、昼休みなどに来てもらって、食事の介助をしてもらったり、話し合い手になってもらったり、車椅子で散歩させてもらったりするのです。それらの交わりを通して、健常者サイドと障害者サイド、どちらにも良い刺激が与えられるでしょう。
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障害者が一般の人と同じように社員になると、障害者に対する思いが、大きく変わるはずです。「自分たちとは世界が違う」・「積極的に付き合いたくない」・「社会のお荷物的な存在」などと、周りの人も障害者自身も、もはや思わなくなるに違いありません。教育の場でいっしょに育ち、成人後もいっしょに過ごすことができるならば、本当の意味での共生が実現しますね。
・・・・・・と、これが、母が願う障害者の未来像です。
読まれた方に、ご賛同いただけると、とてもうれしいのですが・・・。
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コメント
私は以前
affiliatekaharada@yahoo.co.jp
というメールアドレスをお知らせしましたが、いま、改めてブログを読ませていただいて、このメールアドレスが以下に軽薄であったかと反省しております。
このコメントに記しました
kaharada2005@kdn.biglobe.ne.jp
というのが私の本来の有料プロバイダーのメールアドレスです。こちらのほうを登録していただけるとありがたいです。
しかし、いつ読ませていただいても、本当に内容の深い、重いお話で、心の中にずっしりとすごい存在感を感じます。私が目指しているブログは大勢の人に来てもらう、どちらかというと軽佻浮薄なブログです。大勢の人に来てもらうより、限定的な読者でも定期的に来てもらうほうが、あなた様のブログにはふさわしいすばらしい読者ではないかと思います。
投稿: 原田和彦 | 2007年7月24日 (火) 00時38分
昨日ページを訪れた時には、とても大事なことを読み落としていました。今あらためて読んでみて、非常に希望に満ちて、将来を見渡しながら生きていらっしゃるのだなと感じました。
障害を持ちながらも明るく生きていらっしゃる方もいますし、体は健康体でありながら、心は蝕まれて犯罪を犯す人もいます。
以前、物書きをやっていた頃、生と死を見つめる非常に難しいテーマに取り組んだことがあります。世の中、いろんな方法で自分の子供を得ようとする人がいます。体外受精で、あるいは代理母出産で血のつながりのある子供を得ようとする人たちがいます。方や養子をもらって育てる人もいます。そのどちらが本来的なあり方なのかと、取材していてわからなくなったことがありました。血のつながりのある親子でも、新聞をにぎわすような事件が起きることもありますし、養子・養父母であることに気が付きながら素晴らしい親子関係を築いている方もいらっしゃる。養子・養父母は、その血のつながりのなさを埋め合わせようと必死に努力します。生まれながらの親子は、逆に親子であることの意味を忘れていることもあります。
健常者と障害者も、それと同じで、体は健常者でも心が蝕まれている人も多数います。体は障害者でも、精いっぱい美しく明るく生きようと努力されている方も多数います。一つ見方を変えるだけで、健常者と障害者の関係は変わっていくことでしょう。
会社の机に、一つの花瓶と一本の花が飾られる変化は、健常者ばかりの社内でもあまりありません。だれがその花を生けたのだろう、とふと見渡すと、そこに心やさしい障害者がいた、なんて関係を築くことができれば最高ですね。
投稿: 原田和彦 | 2007年7月24日 (火) 19時53分
お盆はいかがお過ごしでしたか。私は自宅でもっぱらテレビのドラマ三昧でした。本当は帰省でもして、同窓の方たちと会えればと思っておりましたが、金欠病のため、帰省できず、自宅療養?しておりました。テレビのドラマもいろいろで、人生いろいろ考えさせられます。そういえば、参院選の時、薬害エイズの川田龍平さんが立候補しておりましたね。当選したのかな?薬害というのは製薬会社だけでなく、行政の問題でもあるのでしょうから、政治家になって薬事関連の行政について突っ込むのも、薬害の防止には必要なことかもしれませんね。
それで、ふと関心がわいてきたものですから、「国政調査権」でgoogleってみましたら
証人喚問・国政調査権の基礎知識
http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20060306A/
というのがでてきました。またそのページを読んでいましたら関連記事で
一発逆転、政治家になる「必殺技」教えます
http://allabout.co.jp/career/jijiabc/closeup/CU20060121A/index.htm
というのがでてきました。
薬害問題に本腰入れて取り組むなら、こういったことも視野に入れて行動を起こすと効果的かもしれませんね。政治家が動くと行政もそれなりに対応しなければならないでしょうから。
投稿: 原田和彦 | 2007年8月16日 (木) 10時39分