はっきりした変化
4月に入ったばかりの頃は、スーパーへの行き帰りなど、桜の花・花・花・・・の下を智子と通り、幸せ気分に満たされていたのでしたが、気がつけば、その桜も、すっかり、若葉で覆われました。ここ数日は、葉を広げながら色を増す緑の木々に、時には日よけになってもらったりして、その変化に頼もしささえ感じています。
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この4月、智子にも、これまでに見られなかったような変化がやってきました。3月に入って、昼寝の時間が少し短めになったり、トイレ移動時に短く声を出したり(特に父親と一緒のとき)、周りにいる人の様子を良く見るなど、「あらっ?ちょっと違うな。」と感じていたのでしたが、そのどれもが、はっきりと、「変わってきている!」ことを実感できるようになりました。具体的にご紹介します。
日中の睡眠時間が減り、一旦寝て間もなく起き出すことも、たびたびになりました。
部屋の中で、時々、自分で立ち上がり、歩くようになりました。途中テレビにもたれて休憩を取りながら歩くのですが、10分以上も立った状態を続けたときもありました。
部屋の中を歩くときに、立ち止まって、シーリングライトのコードを引っぱるようになりました。天井の方に顔を上げるだけでも、体のバランスを崩して転ぶのではないかとハラハラするのですが、ぶら下がっているコードに手を伸ばして、何回かの空振りの後にしっかりとコードを捕まえて、カチカチ音をたてさせています。(今のところ、コードを引くと、灯りがついたり消えたりすることには、気づいていないようすですが。)
靴を履いて、父親と一緒に、外で、約5分歩きました。
4月17日の夜、fucchiEさんのライブを見に行ったのですが、ずっと起きていて、楽しんでいるのがわかりました。自宅に帰る途中や、帰ってからも、しばらく起きていて、興奮気味でした。
時間を見て排尿を試みていますが、トイレに連れて行くときに、「おしっこよ。」と行っても、立 とうとせず、逆に座り込もうとすることが、たびたび見られるようになりました。どうも、自分が排尿のタイミングでないと感じたときには、立ちたがらないようなのです。
車椅子を準備し始めているのが、窓越しに見えると、うれしそうにじっと見ていて、外出への期待が感じられます。
車椅子にのる前に、回転椅子に座らせると、自分で、靴を置いているベランダ側に椅子を回して足を出したそうにしているのがわかります。
「来客時には、かまってもらえない。」・「今は、相手をしてもらえる。」・「だっこしてもらって、甘えられる。」・「一緒に寝てもらえる。」・「家人が何かしていて、かまってもらえない。」などを理解しているように感じます。
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智子は、上のような変化とともに、顔の表情も、よりはっきりしてきており、相手をしていても、楽しいです。一日一日、未だに変化を見せている智子は、一日一日体が衰えるのと同時に、弱り固くなっていっているだろう私たちの心に、明るい喜びや感動を運んで来て、弾力性を保たせてくれているようです。
散歩中に、桜に囲まれて。
自宅付近の駐車場で、歩いた!
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